2024/11/27
「だいしん総合研究所(だいしん総研)」をご存知ですか?経営者のみなさまに寄り添いながら、経営課題を解決に導く専門チームです。
例えば、「事業を子どもに継がせたいが、うまくいくか心配」という事業承継に関する相談や、「企業の買収や売却を検討しているが、進め方がわからない」といったご相談を受け付けています。最近ではデジタルトランスフォーメーション(DX)、つまりITを使った業務効率化や、新しいビジネスモデルを構築したいというご相談も増えています。
できるだけ多くの経営者のお悩みを解決できるように、だいしん総研ではさまざまな分野のご相談に対してサポートできる体制を整えています。
今回は、そんなだいしん総研で活躍する門脇さんに、同研究所の取り組みや自身の経験についてインタビューしました。だいしん総研が、みなさんにとって頼れるパートナーであることが伝わるとうれしいです。
――だいしん総研では、さまざまな分野の相談があるとお聞きしましたが、門脇さんは何の担当なのでしょうか?
私はもともと金融ではなく、製造畑を歩んできた人間なんです。だいしんに入る前は、東大阪で電力ケーブルを作っている製造会社に41年勤務していました。現場オペレーターから始まり、生産エンジニア、設計エンジニア、工場長を経験し、その後は事業部長になり、顧客との関係構築や新規開拓もやりましたね。最終的にはグループ会社の社長も務めさせていただきました。
――そんな門脇さんが、だいしんに入ったのはなぜでしょうか?
社長業をしていた頃に、東大阪の経営者の集いがあって、そこにオブザーバーとして参加していたんです。そのときに何名かの方から「うちの工場を見に来て欲しい」と相談されました。「私なんかが行っても何の役に立てるのか」と思っていたのですが、実際現地で感想や改善点などを話し合うと非常に喜んでいただいたんですね。このとき、自分の経験が誰かの役に立つことに、大きなやりがいを感じました。せっかくなら、もっとたくさんの中小企業のお力になりたいと思って、社長を退任する前から中小企業診断士の勉強を始めたんです。
66歳の時にその思いを実現できるフィールドを与えてくれたのがだいしんでした。
中小企業診断士の勉強は難しくてすぐに合格できませんでしたが、昨年71歳にしてようやく取得。その年の最年長取得だったらしいです。
――現在、だいしん総研では具体的にどのような仕事をされているのですか?
私は主にビジネスマッチングと販路開拓を担当しています。だいしんに入った当初は、年間150〜200社とお会いし、ニーズに合う企業をつなぎ合わせてきました。例えば、製造業者が新しい部品を調達するためのパートナーを探している場合、最適な企業を紹介するなどですね。しかし、多くの企業が悩んでいる問題は、マッチングという高度なことをしなくても、中小企業基盤整備機構(中小機構)などが提供している公的支援制度で解決できることに気づきました。
ただ、適切な支援を受けるためには、各制度の趣旨に沿って事業計画を伝える必要があるなど、ある程度の知識と経験が必要になります。それで最近は、多くの企業を訪問するのではなく、一社一社と深く関わりながら、事業計画の作成から補助金申請の書類作成まで、その企業にあった支援を行っています。
――お客さまといいパートナーシップを築けていますね?
ありがたいことです。だいしんのお客さまは優秀な社長さんが多く、私が一方的に教えるだけでなく、教わることもたくさんあります。その一人が、伊藤歯車製作所の伊藤社長です。伊藤社長は従業員の心をひとつにする天才ですよ。私が1番感心したのは、3S活動(整理・整頓・清掃)が現場に定着していること。たかが整理・整頓と思う方もいるかもしれませんが、製造現場では道具を探すだけで10分、20分経つことがよくあります。だから、整理が行き届いているだけで生産性が格段にあがるんですね。
どこの企業も取り組むんですが、1年も続かない。それで、多くの経営者にこの成功事例を知ってもらいたくて、伊藤社長にお願いしてセミナーを開いていただいたこともあります。こうしたネットワークがあることも、だいしんの強みですね。
――最後に、だいしん総研をうまく活用するコツを教えてください。
だいしん総研には、みなさまが思っている以上に多くの解決策が用意されています。「こんなこと相談してもいいのかな」とためらわず、まずは営業担当にでもいいので話してみてください。私たちだいしん総研のメンバーが会いにいきます。
※大阪信用金庫と取引のある方のみ入会できます。
※入会には審査があります。
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