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ATMで振込をする際、受取人名のフリガナを入れようとして、ふと手が止まる。「株式会社」は「かぶしきがいしゃ」だったか、それとも「かぶしきかいしゃ」だったか...。会社の代表者や経理を担当している方なら、一度は迷った経験があるのではないでしょうか。

 

この記事では、大阪信用金庫の運営するメディア「だいしんネットAKINAI」が、「株式会社」の一般的な読み方から、振込時に役立つ法人名の入力ルールまで、まとめて解説します。

 

 

株式会社の一般的な読み方——迷うのには理由がある

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結論からお伝えすると、「株式会社」の一般的な読み方は「かぶしきがいしゃ」です。「かいしゃ」ではなく、濁って「がいしゃ」となるのがポイント。

 

二つの言葉が結びついて一語になるとき、後ろの言葉の頭の音が濁る現象を「連濁(れんだく)」と呼びますが、連濁には一定の傾向こそあるものの、すべての言葉に一律のルールが働くわけではありません。

 

たとえば、「合同会社(ごうどうがいしゃ)」や「有限会社(ゆうげんがいしゃ)」も、同じように「がいしゃ」と濁って読むのが一般的ですが、「株式」に「市場」がついた「株式市場」は、合わさっても「じじょう」とは濁らず、「しじょう」のまま読みます。

 

 

【一覧】振込時に使う法人名の略語

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金融機関の振込では、「株式会社」を「カ」と略すなど、法人の種類ごとに決められたカナ略語を使うことがあります。これは一般社団法人全国銀行協会が定めた標準的な入力ルールで、多くの金融機関が採用しています。

 

略語はカッコを添えて使い、たとえば「株式会社だいしん総合研究所」なら、社名の頭に株式会社があるので「カ)ダイシンソウゴウケンキユウシヨ」。逆に「だいしん総合研究所株式会社」なら、末尾に株式会社があるので「ダイシンソウゴウケンキユウシヨ(カ」となります。

 

ちなみに、振込時のカナ表記では、拗音などの小書き文字も大文字で入力します。そのため、「キュウ」は「キユウ」、「ショ」は「シヨ」と表記します。

 

以下、代表的な法人略語を、振込のときにそのまま使える一覧にまとめました。

法人の種類

略語

入力例

株式会社

カ

カ)  (カ

有限会社

ユ

ユ)  (ユ

合名会社

メ

メ)  (メ

合資会社

シ

シ)  (シ

合同会社

ド

ド)  (ド

医療法人

イ

イ)  (イ

医療法人社団

イ

イ)  (イ

医療法人財団

イ

イ)  (イ

社会医療法人

イ

イ)  (イ

一般財団法人

ザイ

ザイ)  (ザイ

公益財団法人

ザイ

ザイ)  (ザイ

一般社団法人

シヤ

シヤ)  (シヤ

公益社団法人

シヤ

シヤ)  (シヤ

宗教法人

シユウ

シユウ)  (シユウ

学校法人

ガク

ガク)  (ガク

社会福祉法人

フク

フク)  (フク

特定非営利活動法人(NPO法人)

トクヒ

トクヒ)  (トクヒ

独立行政法人

ドク

ドク)  (ドク

地方独立行政法人

チドク

チドク)  (チドク

国立研究開発法人

ケン

ケン)  (ケン

行政執行法人

シツ

シツ)  (シツ

国立大学法人

ダイ

ダイ)  (ダイ

公立大学法人

ダイ

ダイ)  (ダイ

弁護士法人

ベン

ベン)  (ベン

税理士法人

ゼイ

ゼイ)  (ゼイ

行政書士法人

ギヨ

ギヨ)  (ギヨ

司法書士法人

シホウ

シホウ)  (シホウ

社会保険労務士法人

ロウム

ロウム)  (ロウム

農事組合法人

ノウ

ノウ)  (ノウ

管理組合法人

カンリ

カンリ)  (カンリ

 

表記は全国銀行協会の標準ルールに基づくもので、金融機関によって案内が異なる場合がありますので注意してください。

 

 

豆知識——株式会社は会社名の途中に入れることもできる?

「株式会社」は社名の頭か末尾に付くもの、と思っていませんか。実は、社名の途中に入れることもできるのです。「だいしん総合研究所株式会社大阪」のように、商号の途中に「株式会社」を入れる形です。

 

会社法では、株式会社は商号中に「株式会社」という文字を用いることが定められていますが、置く位置は限定されていません。見かける機会は多くありませんが、法律上は認められている社名の付け方なのです。こうした社名の場合は、「ダイシンソウゴウケンキユウシヨ(カ)オオサカ」というように、両側にカッコを添えて入力することになります。

 

 

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