
2026/10/30
振込のときに入力する、口座番号とは別の4桁の数字。この「金融機関コード」は、金融機関ごとに無作為に振られているわけではなく、一定のルールに基づいて割り当てられています。
この記事では、大阪信用金庫の運営するメディア「だいしんネットAKINAI」が、金融機関コードの仕組みと、どのように割り当てられているのかを解説します。

金融機関コードとは、全国の銀行や信用金庫などに割り当てられている4桁の番号のこと。銀行コードや全銀協コードと呼ばれることもありますが、正式には「統一金融機関コード」といいます。そしてこのコードは、全国銀行協会の金融機関共同コード管理委員会という組織が管理しています。
異なる金融機関の間で振込などをする際、そのやりとりは全国銀行データ通信システムを通じて行われますが、このシステムが「どの金融機関あての取引なのか」を取り違えないよう、一つひとつの金融機関を4桁の番号で識別しているのです。
金融機関コードは、金融機関の業態ごとに、おおむね一定の番号帯が使われています。都市銀行、地方銀行、信用金庫などで主に使われる番号帯が分かれているため、コードを見ることで金融機関の業態をある程度推測できます。ただし、現在の業態区分と番号帯が完全に一致しているわけではありません。
おおまかな区分を一覧にすると、次のとおりです。
|
業態 |
金融機関コードの番号帯 |
|
日本銀行 |
0000 |
|
都市銀行 |
0001〜0032 |
|
新たな形態の銀行(ネット銀行など) |
0033〜0049 |
|
地方銀行 |
0116〜0199 |
|
信託銀行 |
0287〜0395 |
|
第二地方銀行 |
0501〜0599 |
|
信用金庫 |
1001〜1999 |
|
信用組合 |
2011〜2949 |
|
労働金庫 |
2951〜2999 |
|
ゆうちょ銀行 |
9900 |
ここで注意したいのは、番号帯の広さと、現在その業態に属する金融機関の数が一致するわけではないという点です。たとえば、現在の都市銀行は、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行の4行ですが、都市銀行などに使われてきた番号は0001から0032までの範囲にあります。
これは、金融機関コードが現在の金融機関数に合わせて連続して振り直されるものではないためです。金融機関の合併や廃止、再編などによって使われなくなった番号もあり、現在の金融機関数よりも番号帯のほうが広くなっています。同じことは地方銀行や第二地方銀行、信用金庫などにもいえます。
それぞれの業態のなかでも、番号の並びには一定の傾向があります。たとえば信用金庫であれば、1000番の信金中央金庫を先頭に、各地の信用金庫が1001以降におおむね北から南への地域順で並んでいます。北海道の信用金庫が小さい番号に、西日本や九州の信用金庫が大きい番号に位置づけられている、というイメージです。
信用金庫は全国に254あります(2026年5月20日現在)。これが1000番台に、北から南への地域順で並んでいるとわかれば、大阪府内の信用金庫がどの番号あたりに位置するのかも、おおよそ見当がつくのではないでしょうか。
大阪府に本店を置く信用金庫は7つあり、いずれも1630番台から1650番台にかけて、近い番号でまとまって並んでいます。ちなみに大阪信用金庫の金融機関コードは1630です。
大阪府に本店を置く7つの信用金庫について、名称・本店所在地・金融機関コードをまとめた記事はこちらにまとめています。それぞれの番号を実際に見比べてみたい方は、あわせてご覧ください。