
化粧品・医薬部外品の研究開発から製造・品質管理までを一貫して手がける、プリマール株式会社。2,500品目を超える製品開発で培ってきた技術を生かし、企業の思いやこだわりをゼロから形にする化粧品づくりに取り組んでいます。
同社が大阪・関西万博で紹介したのは、AI診断を活用した「未来のオーダーメイド化粧品」と、化粧品の酸化を防ぐ独自技術「脱酸素製法®」です。
一人ひとりに合わせて化粧品をつくり、その香りや色、美容成分を理想に近い状態で届ける。プリマール株式会社が思い描く、これからの化粧品づくりを紹介します。
・香りや色、美容成分の変化を抑える「脱酸素製法®」の可能性
・万博で提供した、自分だけのオーダーメイド化粧品づくりの体験
・大阪発の技術が描く未来
化粧品にとって、酸化は品質を左右する大きな要素の一つです。時間の経過によって香りが変わったり、退色したりするほか、ビタミンCなどの不安定な美容成分は、製品への配合そのものが難しい場合もあります。
そこでプリマール株式会社が2023年に開発したのが、製造工程と容器の工夫によって酸化を防ぐ「脱酸素製法®」です。この製法によって、化粧品の品質を安定させ、香りや色、美容成分をより良い状態で保つことができます。
「脱酸素製法®」が持つ可能性は、化粧品の品質を長く保つことだけではありません。原料が持つ香りや色をそのまま生かし、これまで扱いにくかった美容成分を取り入れることで、化粧品づくりの選択肢そのものを広げられます。
化粧品メーカーにとっては、採れたての香りや季節を感じさせる色を製品に反映できるほか、従来は1年程度だった品質を保てる期間を、3年程度に延ばせる化粧品づくりにもつながります。消費者にとっては、使用期間が長くなっても、製造時に近い鮮度を保った化粧品を使い続けられます。「脱酸素製法®」は、つくり手と使い手の双方に新しい価値をもたらす可能性を持つ技術です。
万博で企画・実施したのは、「未来のオーダーメイド化粧品」をテーマにした体験型展示です。
会場では、AIによる診断をもとに、化粧品の中身や香り、容器などを選ぶ体験を通して、自分だけの化粧品が形になっていく未来を体験してもらいました。来場者がデザインした容器はその場で印刷され、フレグランスカードとして配布されました。
また、「脱酸素製法®」を使って製造した化粧品と、一般的な製法による化粧品を香りや色で比較する展示も行いました。技術を説明するだけでなく、来場者自身が化粧品づくりに参加できる展示にしたことで、「自分のために化粧品がつくられる」という未来を、より身近に感じてもらう機会となりました。
プリマール株式会社が目指しているのは、「脱酸素製法®」を化粧品づくりにおける新しいスタンダードへと育てていくことです。これまで一般的ではなかった技術や製品を世の中へ広げたい企業とタッグを組み、「脱酸素製法®」を一つの技術ブランドとして確立することを見据えています。
一人ひとりに合わせた化粧品をつくること。そして、素材本来の香りや色、成分を守ったまま届けること。大阪のものづくりから生まれた技術が、いま化粧品の常識を少しずつ変えようとしています。
プリマール株式会社:https://www.primall.co.jp/
壽香料株式会社:https://www.kotobuki-pc.com/
株式会社マスコール:https://www.masscoal.co.jp/